TOPICS from KATEKYO
山形県高校生の進学率、初の5割超え!
今年、山形県内の高校生の進学率が初めて5割を超えました。
2024年春に高校を卒業した生徒のうち、なんと51%が大学や短期大学などに進学したのです。この数字、1950年の記録開始以来、初めてのこと。教育の現場で何が変わったのか、そしてこれからの課題について、説明していきます。
進学率が上がった理由は?
山形の高校生たちが進学を選ぶようになった背景には、いくつかのポイントがありそうです。
1.大学進学志向の高まり
今や「大学進学」は、将来の選択肢を広げるための当たり前の選択肢になりつつあります。親御さんも「やっぱり大学まで行った方がいいよね」と思うことが多いみたいです。
2.「探究的な学び」の推進
高校で取り入れられている「探究的な学び」が、「もっと専門的に学びたい」という生徒たちの意欲を引き出しているようです。
3.教育委員会のサポート
進学ガイダンスや模擬試験など、山形県の教育委員会や学校がしっかりサポートしていることも大きな要因です。
どこに進学してるの?
進学先をもう少し詳しく見ると、次のような感じです。
・大学に行く方が一番多くて、進学率は43.1%。男子が44.5%、女子が41.6%で、ちょっと男子の方が多いです。
ー
・短期大学は5.0%。女子が9.0%と男子よりかなり多めなのが特徴です。
ー
進学先としては、大学が圧倒的に人気ですが、短期大学も女子の間では根強い選択肢になっています。
全国と比べるとどうなの?
全国平均と比べると、山形県の進学率はまだまだこれからです。
・全国の大学進学率は57.5%。山形県は43.1%なので、14ポイントほどの差があります。
ー
・短期大学も全国的にはもう少し多い傾向があるようです。
ー
山形の数字が全国と比べて低い理由には、都市部の方が大学が多く、選択肢が広いことがあるかもしれません。この地方と都市部の差を埋める方法を考えるのはこれからの課題でしょう。
課題とこれからに向けて
進学率が上がったのは嬉しいニュースですが、課題も見えてきます。
1.進学希望者への支援をもっと!
大学進学を目指す生徒には、学費や奨学金の支援がもっと必要です。また、地元の大学や専門学校を活用しやすくすることも大切です。
2.就職希望者にも目を向けて!
高校を出てすぐ就職する学生の割合は22.5%に減少しました。でも、就職を選ぶ学生にもしっかりサポートを。インターンシップや職場見学の機会を増やせば、地元で働く子たちの将来がもっと安心できそうです。
3.生徒それぞれの道を応援する体制を
進学する子も、就職する子も、どちらも応援できるように、学校と地域、企業がタッグを組むことがポイントです。
まとめ
山形県の高校生が「進学」という選択肢を増やしているのは、地域の教育が進化している証拠です。でも、その背景には全国との差や、生徒一人ひとりに合った支援の必要性も見えてきます。
進学率が初めて5割を超えたこのタイミングを、県全体で教育を考えるきっかけにして、もっと多くの選択肢やチャンスを子どもたちに提供できるようになればよいですね。進学でも就職でも、どちらの未来も明るくなる制度の実現を期待しています。
–
◎KATEKYO学院では、皆さん(小学生、中学生、高校生)の夢を実現するためのサポートを、プロ教師による完全個別指導で行っています。これから中学校や高校に進学を考えている皆さん、一緒に夢の実現への最短ルートを探してみませんか?
—-
—–
担当)プロ教師 近江直樹
—-
—-
参照:URLをクリック↓
各校の「TOPICS」はこちら