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親子で育む自発的な学び

はじめに

子どもが自発的に勉強する習慣を身につけるためには、単に「勉強しなさい」と命令するだけでは足りません。子どもが自分の意志で学ぼうと思えるような環境を整え、親が一緒に関わることが重要だと多くの子育てサイトや教育専門家が指摘しています。本コラムでは、親子で勉強する環境づくりがなぜ大切なのか、そしてどのように取り組めばよいのかを解説します。

親が一緒に勉強する意義

子どもは大人の言葉や行動から学びます。特に身近である親の姿は大きな影響力を持っています。親が積極的に学ぶ姿や読書する姿を見せることで、「学ぶこと」「新しい知識を吸収すること」は楽しいことだと感じられるようになります。これは心理学の「モデリング理論」にも通じており、子どもは大人を模倣する傾向があるため、勉強への前向きな姿勢を実際に目にすることで自分もやってみようと思いやすくなるのです。

一緒に学ぶといっても、必ずしも子どもとの勉強内容が同じである必要はありません。子どもが算数のドリルをしている横で、親は好きな本や資格試験のテキストを読むなど「学習タイム」を共有するだけでも、子どもは「お父さん・お母さんも勉強している」と感じ、自分だけやらされているわけではない安心感を得られます。

勉強しやすい環境づくりのコツ

勉強時間を「親子が同じ空間で好きなことを学べる時間」に転換するだけでなく、以下のポイントにも配慮することで、子どもがより自発的に学習しやすくなります。

しっかりした場所を用意する

親子が落ち着いて勉強できるテーブルや椅子、十分な明かりを確保しましょう。リビングなど家族が集まる場所に学習スペースを設けると、自然に子どもが勉強している姿を見守れます。

目標を小さく設定する

子どもに「今日の学習ページはここまで」「宿題を15分で一区切りにする」など、小さなゴールを設定しましょう。クリアしやすい目標だと「やればできる」という達成感につながり、次につながる意欲を育みやすくなります。

ポジティブな声掛けを忘れない

勉強の途中でも「いいね、その調子」「すごく集中しているね」といったポジティブな言葉をかけてみてください。親からの肯定的なフィードバックは子どものモチベーションを高め、失敗を恐れず挑戦する力を育てます。

子どもの興味を尊重する

子ども自身が興味を持てる教材や本を選べるようにサポートしましょう。勉強といっても、図鑑や絵本、漫画など好奇心を刺激する入り口はさまざまです。興味を持って取り組める分野から始めると学習への意欲が高まりやすくなります。

親が学ぶ姿を見せる難しさと工夫

忙しい大人には、自分の時間を確保するのが難しいという悩みがあるかもしれません。しかし、わずかな時間でもよいので本を開いたり、調べものをしたり、語学勉強のアプリを使ったりしてみてください。習慣として続けることで、子どもに「大人も勉強を続けているんだ」という印象を与えられます。その際、子どもと話をしながら「これ面白い」「こういうことがわかった」と声に出して学びのプロセスを共有するのも効果的です。

まとめ

子どもが自発的に勉強するようになるためには、勉強の楽しさや学ぶ意義を日常生活の中で自然に感じさせる環境づくりが鍵となります。親が実際に同じ空間で学び、ポジティブな声掛けをし、興味を尊重して小さな成功体験を積み重ねることが大切です。

ほんの少しの工夫で、子どもの目はキラキラと輝き、学びに対する前向きな姿勢が育まれます。ぜひ親子で「学ぶ楽しさ」を分かち合いながら、一緒に成長していきましょう。



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担当)プロ教師 近江直樹

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参照:URLをクリック↓

「自発的に勉強する子ども」に共通する“親の特徴”とは?

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