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志望校まで「あと数点」を確実に伸ばす方法

模試の判定が思うように上がらず、志望校まであと少し。そんな場面で、ひとりで勉強量だけ増やしても、必ずしも効果は出ません。このコラムでは、先生と一緒に進める効率的な学習法の例を、誰でも実践できる手順に整理します。週1回の授業と短時間の家庭学習だけで、点を着実に積み上げる方法です。

基本の考え方:少なく深く、何度も繰り返す

大切なのは、長時間の根性学習ではありません。短いサイクルでの反復です。授業で正しいやり方を身につけ、家では同じ型をくり返す。間違いの原因は次の3つに分類できます。

  • A. 知識不足…用語や公式を覚えていない
  • B. 手順の迷い…解き方の流れが分からない
  • C. 読み取りミス…問題文を正しく理解できていない

原因別に対策を変えることで、ムダなく効率よく点数を積み重ねられます。

授業の進め方(90 分の固定スケジュール)

時間 内容 ポイント
0〜10 分 前週の結果確認 不足点を数値化し「あと何点必要か」を明確にする
10〜25 分 過去問1題を本番時間で解く 時間を意識した実践練習
25〜40 分 誤答を A/B/C で分類・分析 先生と原因を特定し対策を決める
40〜70 分 基本に戻り類題演習 単元復習→類題10問→同じ問題で再挑戦
70〜90 分 家庭学習「極小パック」の練習 家でも同じ方法で回せるよう準備

原因別の具体的な直し方

A. 知識不足の場合

  • 用語・公式カードを3枚だけ作成
  • 読み方・意味・使い方を各1行でまとめる

B. 手順の迷いの場合

  • 例題の解き方を声に出して説明
  • すぐに類題を3問解き、流れを固定する

C. 読み取りミスの場合

  • 設問のキーワードに線を引く
  • 本文から2つの語句を引用して一文で答える

先生は生徒に「なぜ間違えたか」を自分の言葉で短く説明させます。理由を言語化できると、次にすべき行動を自分で選べるようになります。

家庭学習は「極小パック」のみ(15〜30 分)

① 用語カード3枚の復習

  • 夜に3分だけ復習→「明日テスト」用の束に移動
  • 翌日の最初に同じ3枚をもう一度確認

② 類題10問の演習

  • 途中式と理由を省かずに記述
  • 迷ったら先生の型を声に出して確認

③ 音読練習(3分)

  • 句点で一拍置き、接続語は強めに読む
  • 読み取りミスの防止につながる

ポイント:夜3分で翌日用の3枚を準備し、翌朝に同じ3枚を確認する習慣が、記憶の定着を強く後押しします。

学習配分のイメージ(例:家庭学習 25〜30 分)

用語カード(3分)

音読(3分)

類題演習(15〜20分)

見直し(最後の5分)

テスト見直しは「最後の5分」に集中

終了間際に全問題を直そうとすると、かえって崩れます。最後の5分は次の点検だけにしぼります。① 数値(符号・小数点・単位)に丸 ② 引用語句(本文と同じ表現)に二重線 ③ 問題文や図との照合 ④ 迷ったら直さない。大きな変更はせず、明らかなズレの訂正のみに限定すると、うっかりミスが大きく減ります。

進歩の可視化:小さな成功を積み重ねる

加点の算出方法(3つの基準)

基準1:正答率の向上…前週 60 %→今週 70 %(10 問中 6→7)= +1 点

基準2:時間短縮による余裕…前週ギリギリ→今週 5 分余る= +2 点(見直し時間の確保)

基準3:A/B/C 別改善度…A:3→1= +2 (基礎知識の定着が進んでいる。)

                                                   B:2→1= +1(解き方がわかってきている)

                                                   C:1→0= +1(ケアレスミスが減っている。)

基準1(正答率) +1

基準2(時間余裕) +2

基準3(A/B/C改善) +4

合計 +7  (全体的にレベルアップ!)

類題の素早い見つけ方

方法1:問題集の索引・単元別目次を活用

  1. 解けなかった問題の単元名をメモ(例:2次関数の最大・最小)。
  2. 巻末索引で該当ページを確認。
  3. 同じページの前後3問を類題として選ぶ。

方法2:キーワード検索システム(授業で作成)

間違えた問題のキーワード 類題の場所
「〜を求めよ」+2次関数 数学問題集 p.45-48
「理由を述べよ」+化学反応 化学問題集 p.123-126
「筆者の考え」+現代文 現代文問題集 p.67-70

方法3:デジタル活用(スマホで 30 秒検索)

  1. 問題文の重要部分を写真で保存。
  2. 「◯◯(単元名) 類題 問題集」で検索。
  3. 出版社公式サイトや学習アプリの類題機能を活用。

方法4:先生との「類題バンク」づくり

  • 毎回の授業で3問ずつストック。
  • 単元別にファイル分けし、次回以降は即取り出し。

まとめ:先生との「短いサイクル学習」が点を押し上げる

合格への道のりに、特別な特訓は要りません。学習の型を先生と確立し、家では極小パックを反復間違いを A/B/C で分類し、最後の5分でズレを修正。この流れで、点は少しずつ、しかし確実に積み上がります。参考にしてみてください。

参照リンク

・国立教育政策研究所「令和7年度 全国学力・学習状況調査:調査問題・正答例・解説資料」アクセス日:2025-08-29 https://www.nier.go.jp/25chousa/25chousa.htm

・文部科学省「全国的な学力調査(全国学力・学習状況調査等)」アクセス日:2025-08-29 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/

・文部科学省「小学校学習指導要領解説(平成29年告示)ページ」アクセス日:2025-08-29 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387014.htm

※リンク先は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


◎『KATEKYO学院・山形県家庭教師協会』では、ギャップの見える化、A/B/C の直し方指導、短いサイクルの実演、家庭用「類題セット」設計まで、先生との二人三脚で支援します。週1回のトライアルからお気軽にご相談ください。

担当:プロ教師 近江直樹

 

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