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命の重み
みなさん、こんばんは。
今日のコラムは、昨年医学部受験をした生徒の面接指導を行った際の話です。
過去に出題された面接の問題を1つご紹介します。
「救急車で運ばれた重篤な患者が二人いました。一人は20代の青年で、もう一人は80歳の老人です。二人ともすぐ手術をしなければ命にかかわる危険な状態です。しかし、輸血が病院に1人分しかありませんでした。さて、あなたが医師だったらどのように対処しますか?」
みなさんは、どう答えますか?
「青年を助ける」という苦渋の選択をする人が大半ではないでしょうか。
この答えはこうです。
「命は平等であるため、年老いているかどうかで判断するべきではない。一人分の輸血しかなくとも、二人の命を救える最善の方法を考え、そして命を救うことに全力を尽くす。」
私の浅はかな考えがとても恥ずかしくなった記憶があります。
命を扱う仕事の重みをその答えから学びました。
今回は医師についての話でしたが、どのような仕事にも責任という重みがあります。
その責任を乗り越えた先に、「やりがい」という思いが芽生えてくるのかもしれませんね。
ふと、そんな記憶を思い出した今日でした。
責任者 稲毛祐二
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