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【高校生】「大学受験と部活動との付き合い方」(2022.4.8)

高校3年生の大学受験と部活動との付き合い方(1,2年生も役立つ)

 

 


【まずは部活動で完全燃焼しよう!】


 高校3年生は部活動ができる期間もあとわずかとなりました。それとともに、大学受験までの期間も1年を切って、勉強も忙しくなってきます。部活中心・勉強不足になっている人も多いと思います。

 

「このままの勉強で大丈夫だろうか」「部活していない人が勉強していて不安だ」という気持ちになることもあると思います。

 

しかし、高校での部活は人生の中で後わずかしかできません(やりたくてももうできなくなります)。「もっと一生懸命やればよかったなあ」とならないように、最後までやりきって、部活動で完全燃焼しましょう!

 


【部活で勉強時間がとれないときの勉強法☆】


 

「部活動で完全燃焼する」とは言え、全く勉強しないわけにはいきません。忙しい中でも出来る範囲で勉強しましょう。まずは学校の宿題は必ず出しましょう。

「部活が忙しいから」は理由にはなりません。忙しい中でどうやればいいのか考えることは、その後の受験勉強で大いに活きるでしょう。

また、学校の宿題だけでなく、自分の勉強もしておきましょう。部活動で忙しいので、時間がかからず効果の得られる勉強をします。例えば毎日英単語や古文単語を10分やる、得意な科目を1問解く、という勉強がおすすめです。

 


【部活動も勉強も効果的な時間の使い方を考えよう!】


 

基本的に、勉強時間を確保するために部活の時間を減らす必要はありません。ただし,部活の時間が長すぎないか考えてみてください。部活動に部活動で上手になるにそれなりの練習時間が必要ですが、練習時間をかければかけるほど上手になるわけではありません。

同様に受験勉強でも、成績を伸ばすにはある程度の時間はかける必要はありますが、時間をかければかけるほど伸びるわけではありません。

部活動にはそれ自体が楽しいというレクリエーションの効果がありますが、息抜きとしてするのであれば長すぎないかどうか考えてみる必要があります。

 


【部活動の引退が遅い場合は??】


 

部活動で活躍してインターハイに出場したり、野球部や吹奏楽部など他の部活動に比べて部活動が長引く場合でも、基本的な姿勢は同じです。むしろ、他の人よりも受験勉強を早めに少しずつ始めておくことが必要です。

また、部活動も忙しい時期と比較的忙しくない時期がありますので、時間に余裕があるときに勉強しておくことが必要です。部活動で活躍できた場合は推薦入試も積極的に利用しましょう。

推薦入試は時期が早いので、「部活引退してすぐ」ということもあります。情報は早めに入手しておきましょう。

 


【受験勉強に部活動の経験を活かそう!】


 

部活動が忙しいときに、忙しいながら勉強することは、その後の受験勉強に役に立ちます。時間を有効に使う方法が自然と身についてきます。そして受験勉強をするときに、同じ時間でより多くの成果を出すことができるようになっています。

 

部活動と受験勉強には共通点がたくさんあります。例えば運動部なら、普段の練習=普段の勉強、練習試合=模試、総体=受験だと考えることができます。

唯一異なる点とすれば、総体は多くの人は途中で負けてしまうけれども、受験は負けられない点です。

また、部活で「どうやればうまくなるだろう」「どういう練習が必要だろう」「この練習必要かな?」と考えたことはありませんか?

 

勉強でも同じことが言えると思いませんか?このように比較すると、普段の勉強と模試はどうすれば受験でうまくいくか、部活動を一生懸命している人ならよく理解できると思います。

 

部活動は受験のためにするものではなく、それ自体が目的であることは言うまでもありません。しかし、部活動を一生懸命頑張った経験は、受験勉強にも活かせます。

 

どうしても「部活or受験」という思考になりがちですが、「部活and受験」が達成できるように、もう一度生活や勉強を見直してみましょう。

 

 

プロ教師:安食広大

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