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【コラム:山本】「赤い宝石」(2020.6.20)

「先生どうぞ。今年初物ですよ。」
 自宅指導にお邪魔した際に、有難く山形県産『さくらんぼ』を頂きました。言うまでも無く、さくらんぼは品質も量も日本一、山形県を代表する特産物の1つで、これから収獲する時期に突入することになります。(残念ながら今年は…コロナウィルスの拡大影響で、県外からの観光客自粛で、もぎ取りは寂しいものになるようです。)
 
そんな『さくらんぼ王国山形県』に住む子どものあるあるです。最盛期には、あちらこちらから頂くので、飽き飽きし、あまり食べない、終いには嫌い、という子どももいるのです。また、さくらんぼの花も、取れる時期も、品種も、曖昧という子どもも少なくありません。あまりにも身近過ぎて、さくらんぼへの関心が薄いのです。贅沢な現状ですね…。
 
そんな子どもたちへ、少しでも関心を持ってもらおうと、この時期決まって話すネタの1つ【さくらんぼの受粉】について、少しお話します。
 
さくらんぼの授粉にはマメコバチ、ミツバチなどの昆虫の活躍が欠かせません。それは、さくらんぼは同じ品種同士では実を着けない自家不和合性(自家受粉しない)だからです。ですから、サクランボの畑には主力の佐藤錦と別に1割~2割の受粉樹(別の品種)を植えないと着果(実の着き)はお互いの品種ともに良くならないといわれています。
 
この話を聞いた子どもたちは、収獲する後半、何故かもぎ取りされずに実が残っている木があること、明らかに色合いが違う品種の木が点在していることに気付くのです。
 
これは、人間社会にも共通していているように感じます。同じような人間だけが集まっても詰まらないし、成長も無い。いろいろな性格や違った価値観がある人が混在することで、人はより豊かな生活を送ることができると思うのです。
 
そして、ここから中学校理科『植物の生活や酒類』『生命の連続性』へと話は移行していくのですが…それはまた別の機会に。

プロ教師:山本一人

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