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【コラム:大沼】「震災の記憶」(2021.3.1)

先日2月13日。
東日本大震災の記憶を彷彿とさせる地震が起きました。
あの時も、今回も教室にいて、指導が調度終わる頃でした。
突然、地震警報が鳴り響き、えっ?!と思っているうちにグラグラ〜っ!!と揺れだして·····。生徒の安全を確保しながら教室の入口のドアを開けて、暖房を消して·····。
   
流石にあの震災を1度経験すると、突然の大揺れが起きても、手順通り身体が動くものだなぁ〜と準備の大切さを実感したところでした。
あの震災の時の事は、まだまだはっきりと思い出します。
この機会を少しお借りして、私の体験談を少しお話したいと思います。
·····実は、あの大きな地震の後、10分も経たないうちに当時始めたばかりの小学1年生の生徒さんがおじいちゃんと一緒に手を繋いで指導を受けにやってきたのでした。
電気が止まり、教室の明かりや暖房が消えて、教室から見える信号機も働いていない様子を見て、教室を閉めようと思っていた所に、その生徒さんがじいちゃんと入ってきて、「アーッ!先生いた〜!!」と元気な声!
私も驚いて「えっ〜?!来てくれたの?!」と叫んでしまいました。
明かりや暖房は消えてしまっていましたが、まだ明るかったのと、暖房がついさっきまでついていて教室はまだ暖かかったこともあり、
「んじゃ45分授業だから、お勉強していくか〜?(*˙ᵕ˙ *)」
と話すと「うん!(*^^*)」との事。その後予定通りのお勉強をして、教室を閉めて帰ったのでした。
その後、山形では電気の復旧までに数日かかったり、ガソリンの購入が暫く困難になったりしましたが、岩手や宮城福島県等の被災地では、想像を絶する様な災害にあっていたのだということを次の日に知り、本当に恐ろしく思った事を思い出しました。
あの時の経験から得た、様々な教訓をしっかりと生かすためにも、常日頃の備えの必要性を改めて感じたところでした。
そして、あの時教室に入ってきた小さかった生徒さんは、今春高校三年生になります。
長いようで短かった11年間。震災の時からずっ〜と一緒に色々な教科を勉強したり、アドバイスをしたり、時には、厳しめに注意したりした事もありましたが、よくここまで着いてきてくれたと感謝と喜びでいっぱいです(*^^*)
最後の大仕事である大学入試まで、あと1年もありませんが、残りの日々を精一杯一緒に頑張っていきましょう!(*˙ᵕ˙ *)
勿論、どの生徒さんも我が子の様に応援してます!(*^^*)
(今はコロナに負けずに!かな?w)
一緒に頑張っていきましょう!(((o(*゚▽゚*)o)))
プロ教師:大沼香

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