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【夏にやっておきたい勉強の仕方 Part.1】文章で答える問題の書き方
今回は、おそらくほとんどの人が苦手あるいは苦手意識のある文章で答える問題の書き方の基本をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
「もうそんなのわかってるよ。」、という人ももう一度確認し直しをしてみてください。
何事にも言えることですが、基本をしっかりマスターしていないと、必ず、いつか、どこかで、躓いてしまいます。躓いたら基本に戻ることも大切です。
◎書き方としてやってはいけないこと
1⃣話し口調・メール口調、流行語は使わないこと。
答案は、先生(採点者)に採点してもらうものなので、友達との会話で使うような言葉遣いをそのまま文章 にするのは避けること。もちろん、メールで使うような絵文字や絵など、文章以外のものを答案に書くことも絶対にしないこと。
✕悪い例 米問屋が米を買い占めたので、米の価格がめちゃくちゃ上がったから。
〇良い例 米問屋が米を買い占めたので、米の価格が急騰したから。
2⃣感情をそのまま表す表現は使わないこと。
「信用できない」「おもしろくない」「くだらない」「つまらない」といった感情的な表現はやめて、客観的な表現を心がけるようにすること。
✕悪い例 おもしろくない噂がありすぎて、何が大切かわからなくなることがある。
〇良い例 良くない情報がありすぎて、何が大切な情報かわからなくなることがある。
3⃣擬音語や擬態語は使わないこと。
「ぐーん」「どんどん」「ぴったり」「ザーザー」「めっちゃ」などの、音や状態を表す表現は答案にはふさわしくない。抽象的表現は避けて、事実をわかりやすく書くようにすること。
✕悪い例 Aの会社の方が、Bの会社よりも、どんどん数字が増えている。
〇良い例 Aの会社の方が、Bの会社よりも急激に数字が伸びている。
◎解く時のポイント
1⃣問題の意図をつかむこと
問題をよく読んで、その問題が何を答えさせようとしているのかを読み取ることが必要。
2⃣条件を確認すること
問題には、書き出しや使用する語句、字数などが指定されている場合が多いので、
必ず確認が必要。
3⃣表記に気をつけること
理由を問われている場合は、文末は「~から。」「~ため。」で終えるようにします。
◎文末表記 早見表
①理由・原因を聞かれている場合
「・・・はなぜですか。」 ⇒ 「~から。」「~ため。」
②目的を聞かれている場合
「・・・は何のためですか。」 ⇒ 「~ため。」
③内容を聞かれている場合
「・・・はどういうことですか。」 ⇒ 「~こと。」
④特徴を聞かれている場合
「・・・はどのようなものですか。」 ⇒ 「~もの。」
⑤変化を聞かれている場合
「・・・はどうなりましたか。」 ⇒ 「~から・・・になった。」
⑥要求されているものを聞かれている場合
「・・・は何を求めているか。」 ⇒ 「~を求めている。」
⑦特徴を聞かれている場合
「・・・の特徴を書きなさい。」 ⇒ 「~(で)ある。」
~KATEKYO学院 長井校 教務部~
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