TOPICS from KATEKYO

  • TOP
  • TOPICS
  • 【コラム:山本】「朝ドラ」(2020.5.14)

【コラム:山本】「朝ドラ」(2020.5.14)

「先生は『朝ドラ』って観てる?」
数学ⅠⅡBの復習をしている最中に、K君からの突然の質問でした。
 
新型コロナウィルスの感染拡大で、休校が長引くと共に生徒たちの生活も一変しました。普段ならば学校に居る時間帯に自宅に居るわけですから、何時もは観ることができない『朝ドラ』を観ることがすっかりルーティーンとなってしまったようなのです。
 
周知のとおり…今回の『朝ドラ』は、昭和を代表する作曲家「古関裕而」と妻「金子」をモデルにしたお話です。(詳細は省略します。)
 
日本が生糸輸出量世界一となった明治42年、急速に近代化がすすむ福島の老舗呉服屋に、のちに多くの名曲を生み出すことになる作曲家・古山裕一が誕生する。
老舗の跡取りとして育てられた裕一だが、少々ぼんやりしていて、周りには取り柄がない子どもだと思われていた。しかし音楽に出会いその喜びに目覚めると、独学で作曲の才能を開花させてゆく。 青年になった裕一は、一度は音楽の道をあきらめようとするが、ある日家族に内緒で海外の作曲コンクールに応募してなんと上位入賞を果たす。それをきっかけに、裕一は歌手を目指している関内 音と知り合う。福島と豊橋遠く離れた地に住みながらも、音楽に導かれるように出会った二人は結婚する。そして不遇の時代を乗り越え、二人三脚で数々のヒット曲を生み出していく。
しかし時代は戦争へと突入し、裕一は軍の要請で戦時歌謡を作曲することに。自分が作った歌を歌って戦死していく若者の姿に心を痛める裕一
戦後、混乱の中でも復興に向かう日本。古山夫妻は、傷ついた人々の心を音楽の力で勇気づけようと、新しい時代の音楽を奏でていく。  NHK連続テレビ小説『エール』公式サイト。
 
実はこの「古関裕而」という作曲家、山形県民にとっても関わりのある人物なのです。そう!あの【山形県スポーツ県民歌】の作曲者なのです。ある一定の年齢より上の方々は、無意識に口ずさめる、まさに県民の応援歌です。またまた歳がバレてしまいますが…() 
 
その話をK君にすると、「あの、『月山の雪~♪』ってやつですよね。モンテの応援歌で知っています。」 そうなのです!かつて、義務教育で歌い継がれた曲が、世代を超えて親たちが自然に口ずさみ、再び県民共通の応援歌となったのです。そしてまた、その作曲者が『朝ドラ』で注目され、当時の時代背景や歌詞に込めた思いに触れることで、地元愛を深めることとなった時間でした。
 
「スポーツ山形 フレー! フレー! ヒップ ヒップ フレー!」K君と私の休憩タイムでした。
 
プロ教師:山本一人

「TOPICS from KATEKYO山形」一覧へ

最新のTOPICS

ページのトップへ