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【高校生】イオン化エネルギーについて(2020.6.23)

イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度のちがいをご紹介します。

 


◆イオン化エネルギー


原子から電子(-)を一つ取り除いて一価の陽イオンになるときに必要なエネルギーです。
もっと簡単に説明すると、電子を一つとるエネルギーになります。周期表の右上に行くほど大きくなります。18族の希ガスが最大です。

 

 


◆電子親和力


原子が電子を一つ得て一価の陰イオンになるときに放出されるエネルギーです。簡単に説明すると、電子が一つ衝突したときに発生するエネルギーです。周期表の右上に行くほど大きくなります。最大は17族のハロゲンです。
18族の希ガスは最小になります。

 

 


◆電気陰性度


共有電子対を各原子が引き寄せ、電気的に陰性にしようとする強さの尺度です。簡単に説明すると、共有結合での電子のひっぱり合いの度合いです。周期表の右上に行くほど大きくなります。最大は17族のハロゲンです。
18族の希ガスの定義はありません。

 

 


◆まとめ


イオン化エネルギーと電子親和力と電気陰性度の共通した考え方は、「電子を引きつけ
る強さ」です。周期表の右上に行くほど大きくなります。

 

イオン化エネルギーは18族の希ガスが最大です。なぜなら、希ガスの電子配置は最も
安定なので、この状態から、電子をとるのは大変だからです。
電子親和力は18族の希ガス最小です。なぜなら、希ガスの電子配置は最も安定なので
、電子をほとんど引き付けません。電気陰性度は18族の希ガスの定義がありません。なぜなら、希ガスの電子配置は最も安定なので、他の原子と結合しないからです。

 

みなさん、この3種類のちがい区別つきましたでしょうか?
特に希ガスについて注意してください。

 

プロ教師:太田祐二

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