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ご褒美で釣って学習させてもホントにいいの? 学習法⑦
最近読んだ入試問題の英語の長文に興味深い内容のものがありました。
アメリカのテレビ好きで学習せず困った少年に母親は『テレビを一か月観なかったら、1000ドルあげるよ!』少年はホントにテレビをスパっと観なくなります。金曜の夜に友達が家に来て『見つからないように隠れてテレビ観ようぜ!』彼はそんな cheating (ズル)の誘惑にも負けずに、一か月テレビ無し生活を達成します。そして母親から褒美を貰います。
さて、その1000ドルで何を買ったでしょう?
なんと、もっと大きいテレビを買って、前よりテレビの前から動かなくなったそうです。
またある州には登校して授業を受けるだけで現金がもらえる学校もあるそうです!
ご褒美で釣って勉強させる方法に関しては、まだ専門家の間でも意見が分かれていて、賛成派反対派がきっぱりと分かれ、はっきりとした結論は出ていないとのことです。
実際、なかなか勉強しない子には短期的ですぐ取り組めるご褒美にすると効果があります。
でもこんな『にんじん』をぶら下げてばかりいると、にんじんがないと勉学しなくなるような反動が起こります。ご褒美のやり方、その言葉がけなど設定には注意が必要です。
短期的なご褒美というのはたしかに効果が期待できるのですが、勉強に対するやる気は長くは続きません。短期的な快楽のためから、『親に認められた』『友達や先生に認められた』『目標を達成した』『自分は勉強ができる』このような『心の満足感』そのものがご褒美になるようにしましょう。
それにはきちんとした根拠を持って、心から褒めて、やる気を上手に育てて学習習慣を付けさせてあげることが大切です。KATEKYOを上手に活用しませんか?
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