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故事成語の世界へようこそ (四十一) 烏合の衆(うごうのしゅう)

毎日暑い日が続いていますね。

もうすぐ夏休みですが、皆さん夏休みの計画はもう立てましたか?

期末テストや模試の結果を元に、計画をしっかり立て、夏休み明けのテストでその成果を発揮できるよう取り組んでいきましょう。

 

さて、本日も一つ故事成語をご紹介したいと思います。

今回ご紹介するのは、「烏合の衆(うごうのしゅう)」という言葉です。

「烏」の字は「鳥」と見間違えやすいので気をつけて下さいね。

「烏」は、鳥のカラスを表す漢字です。

なお、同じカラスを表す漢字としては、「鴉」もあります。

 

「烏合の衆」は、元々「カラスの集団」という意味です。

中国の漢の時代、勢力が非常に大きくなった反乱軍に対して、

「相手はカラスの集団のように、単に数を集めて大声で騒いでいるだけで、

統率の取れていないもの達であるから、恐るるに足りない」

と表現したのがその由来となっています。

 

ところでカラスと言えば、現代では非常に頭の良い鳥として知られています。

人の顔を個別に認識できたり、世界には道具を使うカラスもいるそうです。

そんなカラスは、実際に鳥類の中では脳がとても発達しているのだとか。

昔の人はそんなカラスの高い知性を誤解していたのかもしれませんね。

 

 

本日の故事成語烏合の衆…カラスが集まって騒ぐように、規律や統率のない集団のこと。または秩序のない軍勢を指す。

 

 

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