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高校数学、身の回りの確率~ソシャゲ編~
高校へ進学すると、数学Aの単元である「確率」を学習します。中学校でも簡単な確率を学習しますが、高校になるとより本格的に学習していくこととなります。
そんな「確率」ですが生徒から話を聞くと苦手、嫌いといった声が多く聞こえます。順列Pや組み合わせCなどの考え方を習っていくと、シンプルな確率も複雑に考えてしまう人が多く見られます。そこで、今回は身の回りの確率に触れることで少しでも確率に対するイメージが良くなればと思います。
今回は、みなさんも遊んでいるであろうソシャゲに関する確率を紹介します。
ソシャゲといえばもちろんガチャについての確率となります。排出率1%のキャラがほしいとなってガチャ100回分の石をがんばって貯めました、このとき1体以上確保できる確率は何%でしょうか。実際計算をすると約63%となり、0体の時は約37%となってしまいます。(全体1から、全て外す確率0.99の100乗を引く) 想像通りでしたか?
なぜ100%でないの?という原因については、ソシャゲのガチャの場合引いたものが次に引く前に補充されるからです。そのため100回引いても必ず出るとは限りませんが、運良く2体以上引く可能性(約26%)もあるということです。1体以上確保できる確率が90%を超えるのは230回目であり、想像していたよりも引かなければでないと思います。そのため、ゲームによっては天井システムなどを搭載して出やすくすることで利益を得ていると考えられます。余談ですが、ソシャゲのガチャは国内外でギャンブルとして扱われ海外ではこのようなガチャをルートボックス(Loot box)といい規制や禁止されている国もあります。
以上が身近にある確率、ソシャゲガチャの紹介でした。確率について興味が少し湧きましたか?確率を知ることでほしいキャラを引くのに、どのくらい引かなければいけないのかなど考えることもできると思います。個人的には日頃の行いを良くして徳を積むのがほしいキャラを引くコツですかね・・・
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