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小学校にも広がる“教科担任制”~変わる学びと子どもへの影響~

2024年度より、全国の小学校高学年で教科担任制の拡大が本格的に進められています。文部科学省はこの制度改革を通じて、より質の高い授業と、子ども一人ひとりに合わせた学びの実現を目指しています。

これまで小学校では主に学級担任がほとんどの教科を教えるスタイルが一般的でしたが、今後は各教科を専門の教員が担当する方向へと移行していく見込みです。背景には、教科の専門性を高めること多様な学び方への対応といった課題への対応があります。

教科担任制がもたらす変化と課題

教科担任制の導入により、専門性の高い授業が可能となり、教科ごとの理解が深まることが期待されています。一方で、子どもと教員の関係性の希薄化や、担任による生活指導の一貫性が失われる懸念もあります。

さらに、教員の人材不足が叫ばれる中で、教科ごとの教員配置や時間割の調整といった実務面での課題も多く残っています。制度を円滑に機能させるには、自治体や学校現場の支援体制が不可欠です。

保護者としての関わり方

制度が変わる中、家庭と学校との連携はますます重要になります。保護者としては、教員とのコミュニケーションを密にし、子どもの学校での様子や学びのスタイルを把握することが求められます。

「今日どんな先生だった?」「どの教科が楽しかった?」といった日々の声かけが、子どもたちの安心感や信頼につながります。新しい制度が円滑に機能するかどうかは、学校と家庭の両輪がそろうことが鍵を握っています。

参照:文部科学省「小学校高学年における教科担任制の推進」
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00007.html

参照:中教審「個別最適な学びと協働的な学びの実現に向けた制度設計に関する資料」
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2021/1415943_00003.htm

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◎KATEKYO学院では、新しい学びの形にも柔軟に対応しながら、子どもたちの「わかる」「できる」を丁寧に積み重ねていく完全個別指導を行っています。制度の変化に不安を感じている方も、どうぞお気軽にご相談ください。

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担当)プロ教師 近江直樹

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