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地球と月では、時間の流れが違うの!?
以前このコラムで、今年の月探査について取り上げました。
今回は月が地球よりも時間が早く進むことがわかったので、そのポイントをまとめました。
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1.現在の状況
アルテミス計画:NASAはアルテミス計画を通じて人類を再び月に送り込むことを目指しています。この計画の一環として、月面の時間基準を確立する取り組みが進められています。
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2.月と地球の時間の進み方の違い
重力の違い
月の重力は地球の約1/6です。アインシュタインの一般相対性理論によれば、重力が弱い場所では時間が速く進みます。したがって、月では時間が地球よりも速く進みます。
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具体的な時間差
研究によると、月の時計は地球の時計よりも1日あたり56マイクロ秒(0.000056秒)速く進みます。この差は非常に小さいですが、精密なナビゲーションや通信には重要です。
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相対性理論の応用
アインシュタインの一般相対性理論を用いて、月と地球の時間の進み方の違いが計算されました。この理論に基づき、月面での精密なナビゲーションや通信が可能になります。
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ナビゲーションの精度
月面での探査車や着陸船、宇宙飛行士の位置を正確に把握するためには、時間のズレを考慮する必要があります。56マイクロ秒のズレがあると、1日あたり17kmものナビゲーションエラーが発生する可能性があります。
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このように、月と地球の時間の進み方の違いは、宇宙探査において重要な要素となっています。月の調査や移住計画が進んでおり、時間の違いも指摘されている状況で、来年も月の調査に注目していきたいですね。
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