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ドルトン・プラン教育 ~考える力を育むために~
現代社会は驚くべきスピードで変化を遂げており、子どもたちが未来の社会で活躍するためには、これまでの「暗記中心」の教育だけでは不十分です。今、教育に求められているのは、子どもたちが自分の力で考え、解決策を見つける力を養うことです。前回はモンテッソーリ教育を取り上げましたが、今回は今教育界で話題となっている、ドルトン・プラン教育法や、それを実践しているドルトン東京学園の教育方針を例に、これからの教育の在り方を一緒に考えてみましょう。
1.暗記教育の限界
私たちが受けてきた従来の教育では、「覚えること」が重視されてきました。特に数学では、公式や解法パターンを丸暗記し、テストで点数を取ることが目標となる場面が多かったと思います。しかし、暗記教育だけでは、子どもたちが自分で考える力を身につけるのは難しく、むしろ問題解決能力や創造性を阻害する可能性も指摘されています。
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2.ドルトン・プラン教育法とは?
ドルトン・プラン教育法は、1920年代にアメリカの教育家ヘレン・パーカーストによって生まれた教育法です。この教育法は、「自由」「協働」「責任」を柱とし、子どもたちの個性と主体性を最大限に引き出すことを目指しています。
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- 自由:子どもたちは自分の興味や目標に合わせて学習計画を立て、主体的に学びます。
- 協働:異なる年齢や学びのレベルの仲間と一緒に活動し、互いに助け合う中で協調性を育みます。
- 責任:自分で計画を立て、やり遂げる経験を通じて、自らの学びに責任を持つ力を養います。
これらの要素は、子どもたちが将来、社会で自立して生きていくために欠かせない力です。
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3.ドルトン東京学園の新しいアプローチ
ドルトン東京学園では、暗記に頼らず、子どもたちが自ら考える教育を実践しています。例えば、「なぜマイナス×マイナスはプラスになるのか?」という問いを投げかけ、生徒たちが自分の考えを出し合い、議論しながら答えにたどり着く授業があります。詳しく知りたい方はリンクを参照してください。このように、一人ひとりが主体的に学ぶ場を提供することで、自主性や創造性が育まれていきます。
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4.考える力を育む教育の重要性
考える力を育む教育は、単に「知識を増やす」だけではありません。物事の本質を見極めたり、新しいアイデアを生み出したりする力を養います。子どもたちは、自分で考え、試行錯誤する経験を通じて、「わかった!」という感動を味わい、学ぶ楽しさを知ることができるのです。
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5.保護者の皆さんへ
これからの教育では、考える力を育むために、子どもたちが「なぜ?」「どうして?」と問いを持ち、その答えを見つける過程を楽しむことが大切です。そのためには、学校と家庭が協力し、子どもたちの学びを応援する環境づくりが欠かせません。ドルトン東京学園のような子供たちが考える力を伸ばす教育の取り組みが広がることで、多くの子どもたちが未来に羽ばたく力を身につけることでしょう。
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担当)プロ教師 近江直樹
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