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日本初の専門職大学の募集停止について

山形県飯豊町に位置する電動モビリティシステム専門職大学は、2023年4月に開学し、電気自動車や自動運転技術に特化した教育を提供する日本初の専門職大学として注目を集めました。しかし、開学からわずか2年で、2025年度の入学者募集を停止することが決定されました。

 

〇募集停止の背景

この大学は、各学年の定員を40人と設定していましたが、初年度の入学者は3人、2年目は2人と、大幅な定員割れが続いていました。在学生は現在、1年生1人、2年生3人の計4人のみです。このような状況から、大学側は「志願状況が芳しくなかったことが一番の要因」と説明しています。

 

〇認知度と広報活動の課題

大学側は、広報活動の不足が全国の高校生への認知度向上に繋がらなかったと分析しています。また、飯豊町という地方都市に位置することも、学生の確保に苦戦した一因と考えられます。

 

〇今後の展望

大学の運営母体である仙台市の学校法人「赤門学院」は、経営改善や他法人への承継を模索しましたが、有効な打開策を見いだせませんでした。在学生が卒業するまで教育は継続され、希望する進路先への就職支援も行われる予定です。

 

 

〇地域への影響

飯豊町は「電池バレー構想」を提唱し、リチウムイオン電池などの産業集積を目指していました。電動モビリティシステム専門職大学はその中核施設として期待されていましたが、今回の募集停止により、町の産業振興計画にも影響が出る可能性があります。

 

 

〇まとめ

電動モビリティシステム専門職大学の募集停止は、地方都市における高等教育機関の運営の難しさを浮き彫りにしました。今後、地域と連携しながら新たな教育モデルや産業振興策を模索することが求められます。

 

 

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