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“高校入試改革”の波 ~変わる内申点の重みとこれからの学び~

近年、各地で高校入試制度の見直しが進められており、特に内申点(調査書)の扱いが注目されています。一部の自治体では「内申点の比重を下げる」または「学力検査の比重を上げる」といった改革が進められ、入試制度全体が大きく揺れ動いています。

山形県では現時点で大きな制度変更は発表されていませんが、全国的な動きを見据えて、内申点の役割や学びのあり方を改めて見直す機会として捉えることが重要です。特に中学生・保護者の皆さんにとって、進路選択とその準備の仕方に直結する話題です。

内申点の意味と課題

内申点は、日々の授業態度や提出物、定期テスト、そして学習以外の活動(部活動・委員会活動など)を含めた総合的な評価です。知識や技能だけではなく、意欲や協調性、継続性といった“非認知能力”が反映されやすいという特徴があります。

一方で、評価のばらつき主観性の課題も指摘されており、「本当に学力を反映しているのか」との声もあります。入試制度が多様化するなかで、学力検査とのバランスが今後さらに議論されていくでしょう。

これから求められる学びと姿勢

制度改革が進む中で大切になるのは、「どんな評価基準にも対応できる力」を育てることです。単にテストの点数だけでなく、日々の授業での取り組みや発言、提出物への真剣さといった学びの姿勢が今後ますます評価されるようになります。

また、探究活動やプレゼンテーションなど、表現力や考察力が求められる学習も増えており、「受け身」ではない学び方が入試だけでなく、その先の進路にもつながっていきます。

参照:

文部科学省「令和6年度高等学校入学者選抜の改善等に関する状況調査(公立高)」
高校入試改革に伴う内申点の扱いなど、最新の選抜改善状況をまとめた公式PDFです。

https://www.mext.go.jp/content/20250203-mxt_koukou01_000026790_1.pdf?utm_source=chatgpt.com

TBSニュース「高校受験を左右する“内申点” 教師の主観は? 名古屋市の一部の中学校で『相対評価』使用か」
内申点評価の実態や課題点を現場取材で詳しく報じています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/1860672?display=1

※掲載しているリンクには有効期限がある場合があり、時間の経過により閲覧できなくなることがございます。あらかじめご了承ください。


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◎KATEKYO学院では、高校入試に向けた総合的なサポートを行っています。内申点対策としての授業態度の改善から、学力検査に備えた得点力アップまで、生徒一人ひとりに合わせた戦略を提案しています。入試制度の変化に不安がある方も、ぜひ一度ご相談ください。

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担当)プロ教師 近江直樹

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