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【コラム:大沼】「今だからこそ・・・色々な思い」(2020.4.28)
現在、世界中で巻き起こされているコロナ感染の渦。
その影響は、経済や教育、日常の生活に今後どの様な結果をもたらすのか、計り知れないものがある。
勿論、今現在の生活においても、あらゆる場面で大きな影響が出ていることは言うまでもない。
都心部では、毎日100人を越える感染者が出て、想像以上に切迫し、崩壊寸前の医療現場の状況を報道 番組等を通じて垣間見るだけでも、本当に頭が下がる気持ちでいっぱいだ。
そんな中、関東の大学に行っている息子の大学では、やはり学校での授業はストップしており、オンラインでの授業が始まっている。
2月、ダイヤモンドプリンセス来航でコロナウイルス感染のニュースが多くなってきた頃、調度大学の後期試験が終わったため、すぐに帰郷する事を伝えた。
本人も、恐怖を感じたらしく、荷物をある程度まとめて間もなく帰郷。
家族皆でほっと一息ついたことを覚えている。
その後都心部では、みるみる感染者が増加し始め、もしあのまま、1人で関東にいたら・・・と思うと背筋がゾワッとしてくる。
かと言って、山形が安心とは言わないが、少なくとも同じ屋根の下にいて、不要な外出をさせないで済むと思うと、親としては(親バカだと言笑われそうだが)この上ない安心に値する。
そして、今回この様な異例の休講措置が取られている事で、「高校を卒業して親元をは離れ大学へ行ったら、もう二度とゆっくりと一緒に暮らす様な事は無いのだろうな・・・」と寂しく思っていたのだが、思いがけなく一緒に、(しかも受験勉強等を心配することの無い)ゆったりとした時間を過ごす事が出来ている。
これは、本当に奇跡だと驚き、感謝している自分がいる。
小学校に入学してから、大学に入るまでがあっという間で、仕事や日々の生活にのまれ、一緒にゆっくりとした時間を過ごしたことが無かったな・・・~とつくづく思い返したところだ。
こちらへ、避難?して来てかれこれ2ヶ月になるが、ついこの間の連絡で、前期の授業は、全てオンライン授業になるとの事。
本人的には今年の学年からは、一層実験や実習等が増えてくるため、授業を楽しみにしていたらしく、少しがっかりした様子だったが、どこかで補填されるだろう事を期待して、身の安全のために仕方ない事だと納得していたようだw
取り敢えずは、8月いっぱいまでこちらにいることになった様なので、滅多にない「ステイホーム」の期間を、もう無いだろうと諦めていた、家族の憩いの時間を作るための時間にしたいと思っている。
そのためにも、コロナウイルスに感染しないよう、精一杯気を付けて過ごしていかねば!と思う。
プロ教師:大沼香
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