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【中学生】なぜ数学を学ぶのか?(2020.5.27)
よく生徒さんから、
「なぜ数学を勉強するの?」
「大人になってから何に役立つの?」
と質問されます。
数学は積み上げの教科です。以前に学んだことを使って、次の段階に進みます。
これから新しく学ぶことは、さらにその次の土台になります。
たとえば、みなさんは小学生のとき「かけ算九九」を習いました。
2の段、3の段と一生懸命に覚えました。これを覚えたら、次の段階は2ケタ×1ケタ、
2ケタ×2ケタの計算をすることになります。そこから、割り算、一次方程式、連立方程式
とつながっていきます。
このように、数学は前に覚えたことを使って、次の段階ではそれを手段として使うことをくりかえしながら、だんだんとステップを重ねていきます。
逆に言うと、前に学んだことをしっかり身に付いていないと、次の段階でとても苦労します。
ですから、新しく学んだことは、何度もくり返し練習して、きちんと使いこなせるようにしておきましょう。
つまり、「なぜ数学を学ぶのか?」答えとしては、
それまでに学んだことを使って、より難しい問題にチャレンジし、未知の問題に直面したとき、どんな方法を組み合わせて答えを導き出すのか、どのように解決していくのかという考える力を養うためです。これは大人になっても役に立っています。
プロ教師:太田祐二
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