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【コラム:吉野】「やりたいことを探してみる♪」(2020.6.11)
休校も明け、学習に部活動にといきいきとしている顔を見ていると、こちらもとてもうれしい気分になってきます。
休校中、特に高校2、3年生は、進路に向け様々な媒体をチェックして、考える時間を作ることができた人も多かったように思います。
その中で、
「やりたいことがよくわからないのはダメなんですかね?」
との相談がありました。
やりたいこと、という言葉から、必ずといっていいほど頭に浮かぶ元生徒がいます。お家が会社を経営しているのですが、どうしても、デザインを学ぶために美大に行きたいとご両親を説得し、入学当初から部活動、予備校と通い、デッサンなどを日々必死になって取り組み、無事志望大に合格できました。
明確な目標があり、それに向けて一心に努力できることは素晴らしいですし、その進路に理解を示してくれたご両親にも感謝をして、夢に向かってほしいと思います。卒業の際、私の似顔絵を描いてもらいました。とても嬉しかったです。
ただ、ここまではっきりしている例ばかりではないですし、「よくわからない」ということを「だめだ」とは思いません。まずは、本やネットで調べ、今の時点での大まかな興味をふくらませてみること、そして「何がしたいか」だけでなく「何だとできそうか」という目線で考え、自分を知っている様々な人(両親、友人、先生など)ととにかく対話しながら考えていってはどうでしょうか。
周囲の人は思った以上に、あなたのことを見てくれています。一気に、全てが決まっていくわけではありません。あせらずじっくり取り組みましょう。
私もいつでも相談に乗りますよ!
プロ教師:吉野森史
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