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【置賜偉人伝⑦】皆川 睦雄
星先生の『置賜偉人伝!!!』
第7回:皆川 睦雄さん
■皆川 睦雄さん(プロ野球選手)
皆川睦雄さんは、1935年7月3日、山形県南置賜郡山上村(現米沢市)大字関根出身のプロ野球選手です。
ピッチャー(投手)として通算成績で200勝以上するなど大活躍をし、「野球殿堂」や「名球会」にその名を残しています。
皆川さんは、山上村立山上中学校(今の米沢5中)から進学した米沢西高等学校(今の興譲館)時代、夏の甲子園東北大会を勝ち上がり決勝に進んだ実績と素質を見出され、大学へ進学も検討していましたがプロ野球の道へと進みました。文武両道ですね!
皆川さんが入団した「南海ホークス」には、同期の選手にあの名捕手の野村克也さんがいました。その後15年以上バッテリーを組み、当時の南海ホークスの投手陣を支えました。
皆川さんの選手としての特徴は、地面スレスレの高さからのアンダースローでした。
そこから鋭く曲がるシュートとシンカー、カットボールを武器に18年間に渡りプロの第一線で活躍しました。
尚、野村克也さん曰く、日本で初めてカットボールを投げたのが皆川さんとのことです。
皆川さんの現役生活で特筆すべきは1968年です。なんと56試合で投げ(うち38試合先発)、シーズン31勝を挙げ、自身初の最多勝のタイトルを手にしました!
尚、この31勝がその後2019年シーズン終了時点において最後の30勝(以上)です。
先発とリリーフで投げる選手が明確に分けられ、先発も6日に1度~7日に1度の頻度で試合に出る今のプロ野球の形では、30勝投手を見ることはもうないのかもしれません・・・。
プロでの通算成績は18年間で221勝、防御率2.42、1638奪三振。
2006年、米沢市は皆川さんの栄誉をたたえ、米沢市営野球場(塩井町塩野)の愛称をそれまでの「上杉スタジアム」から「皆川球場」に改称しました。
この球場内には常時、皆川睦雄さんの記念品が展示されています。
置賜の野球少年のみなさんは、ぜひ一度訪ねてみてください(^-^)
余談ですが、今年のソフトバンクホークス(南海ホークスの後身)には皆川さんと同じアンダースローの高橋選手(28番)が在籍しています!
皆川さんの姿を重ねて応援してみてはいかがでしょうか(^-^)
[簡単プロフィール]
1935年 米沢市関根生まれ山形県立米沢西高等学校(今の米沢興譲館)卒業
1954年プロ野球南海ホークス入団(今の福岡ソフトバンクホークス)
1968年 投手として200勝達成
2005年 米沢市市民栄誉賞
2006年 山形県県民栄誉賞
同年 皆川球場(米沢市民球場)誕生
名球会入り
野球殿堂入り
[米沢駅西口から徒歩1分]
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