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【置賜偉人伝⑯】細井平洲(米沢藩指南役)
星先生の『置賜偉人伝!!!』
第16回:細井平州 (米沢藩指南役)
言わずと知れた米沢の偉人「上杉鷹山」。鷹山が圧倒的に有名でありますが、その鷹山を指導したのが【細井平州】です。
今回は、今の米沢の影の功労者である人物をご紹介させていただきます。
平州は1728年、尾張知多郡平島村(現在の愛知県東海市)に生まれました。家柄は豪農でとても裕福な生活環境でした。16歳になると京都、長崎、江戸など全国各地をまわり、幅広く学問を修めました。
37歳の時に、江戸で嚶鳴館(おうめいかん)という私塾を経営していた平州は、米沢藩の藩医である藁科松伯(わらしなしょうはく)と出会いました。藁科は、鷹山に学問を指導する立場でありましたが、自分自身も自己研鑽しなければならないと感じ、江戸の平州に指導を受けに来ていたのです。
そのことがきっかけとなり、平州は米沢藩に招かれました。平洲は藩主になる前の鷹山に対し、
「勇なるかな勇なるかな、勇あらずして何をもって行わんや(何をやるにもまず勇気が必要である)」
という言葉を遺しました。
鷹山に学問を教えただけでなく、藩校興譲館の建学にも携わりました。
平州がご縁となり、今でも米沢市は愛知県東海市と姉妹都市になっております。
細井平洲は米沢藩の影の立役者なんですね。
私たち教師も細井平洲のように未来の鷹山を育てるべく、日々精進し影ながら生徒を支え励まし、生徒指導に臨みたいものです。
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