TOPICS from KATEKYO
故事成語の世界へようこそ (四十) 太公望
今回は「太公望(たいこうぼう)」という言葉の由来についてお話したいと思います。
太公望とは、元々は古代中国に実在した呂尚(りょしょう)という人物の通称(あだ名のようなもの)です。
呂尚は周の軍師として文王・武王を助け、殷(いん)王朝を倒すのに貢献しました。
この呂尚と周の文王の出会いの場面が、太公望という呼び名の由来となっています。
ある日、文王が狩りに出かけると、川で釣りをしている老人に出会いました。
その老人は名を呂尚といい、彼と話をした文王はその才能に感服し、自分の補佐役として登用することにします。
その際に文王が言ったとされているのが以下のような言葉です。
「私の太公(=祖父)が言っていた。
『聖人が周にやってきて、周は栄えることになるだろう』と。
あなたがその聖人に違いない。
太公はあなたのことを長い間待ち望んでいた。
だから私はあなたのことを太公望と呼ぶことにしよう。」
こうして呂尚は太公望と呼ばれるようになるのです。
また、呂尚が文王と出会った際に呂尚が釣りをしていたことから、
日本では釣りをする人や釣りが好きな人を指して太公望と呼ぶようにもなったのです。
なお、太公望こと呂尚は第三十二回『覆水盆に返らず』にも登場していますので、
良かったらそちらも読んでみてくださいね。
本日の故事成語:太公望…中国、周の政治家で春秋斉の始祖である呂尚のこと。転じて、釣りをする人。
釣りの好きな人のことを言う。
[米沢駅西口から徒歩1分]
米沢市の”1対1″個別指導学習塾
KATEKYO学院 米沢駅前校:細谷 先生
各校の「TOPICS」はこちら