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【小・中・高生】記述問題の勉強方法③(2020.7.1)
連日企画の記述問題の勉強法③です。
受験生は特に早めに身に付けてください!
では、続きです。
◆「慣れる復習」
そして、もう一つは「慣れる」系の復習方法です。
国語の記述問題を思い浮かべてください。
【Q:この時〇〇さんはどのように考えていますか。40字以内で書きなさい。】
【Q:筆者の言う文中の~について、70字以内で簡潔に説明しなさい。】
こんな感じです。
あなたは、この系統の問題を解いた後に、どんな復習をしていますか?
①答え合わせをして、似たような内容だったら〇を付けて終わり
②答え合わせをして、正解なのかよく判断がつかなかったので、横に赤ペンで答えを書いて終わり
③答え合わせをして、〇✕を付けて終わり
まあ、どれもダメダメです。
これをやっている人は、この系統の記述問題はいつまで経っても正答率が上がりません。
つまり、当たるのは当たるし、外すのは外すをずっと続けます。
「昔解けなかった問題が今は解けるようになった!」はやってきません。
なので、定期テストも実力テストも、いつも同じような点数です。文章に左右されるがまままです。
◆ちゃんと解き直しをしよう!
これを改善するには、「ちゃんと解き直しをすること!」です。
そしてこれは「慣れる」系統の復習です。
「毎度答えが違うのだから、解き直したって意味無いじゃん!!」という→君。
違うのよ!「慣れる☆」のです。
この系統の記述は、「問題文の中に出てきた語句や表現を使って解答する」ことが求められます。
これらをどう「まとめて」、どう「繋ぎ合わせるか」がポイントなのです。
だから、解答例は、そのまま使える答えではないけれど、解答テクニック満載の文章なのです。
この表現を学ばない方法はないでしょう!
国語の文章問題で間違えた場合は、必ず解答・解説を確認して、その後に「実際に自分の手で解き直し」てみてください。
70字なら70字でもう一度書いてみる!これが大切です!
見た解答を少しは覚えているので、ちょとはそれらしい文章になるのではないでしょうか?
そうして、文章のまとめ方や繋ぎ方に「慣れる」のです。テストで使える表現も徐々に増えてくるハズです。
何度も繰り返しながら「慣れる」イメージで構いません。当然「暗記」するイメージはいりません。
「覚える」系の勉強と比べると、直ぐに効果が表れるものではないかも知れません。
ただ、入試まで半年以上あれば、「✕→△」、「△→〇」と点数を伸ばすことができます。
よほど点数に余裕のある人でなければ、やる価値はあると思います。
一発勝負に思える記述問題も、ちゃんと復習や解き直しをすることが必要です。
できるだけ早い段階でコツを身に付けておいてくださいね。
責任者:遠藤
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