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【中・高生】わかった気になるのは危険(2020.11.25)

覚えただけで、解釈できていない知識は使えない?

 

「解釈」とは「物事を自分なりに言い換え、説明すること」です。

 

例えば、スマートフォンを使うとき、みんなが取り扱い説明書を丸暗記しているわけではないです。操作方法を理解し解釈しているから、いろいろな機能を使いこなすことができます。

 

勉強も同様で、公式だけ覚えても問題は解けないし、指定された言葉を使っての論述では、解釈できていないと、言葉の説明だけで終わってしまいがちです。

 

そもそも、暗記したものがそのままテストの出る可能性は低く、解釈できた知識でないと使いものにならないです。

つまり、知識は、解釈して自分のものになることで、初めて道具として使えます。

 

 

例を挙げます。

「井のなかの蛙大海を知らず」(いのなかのかわずたいかいをしらず)

の意味を辞書で調べると「考えや知識が狭くて、もっと広い世界があることを知らない」という意味です。

 

ここで注意したいのは、意味を理解しても解釈したことにはならないということです。

 

 

では、どうすればいいのか?

わかりやすい言葉で自分なりに(自己流)で要約してみることです。

要約例は

ピザが一番好きだったけど、初めてカウンターで握ってもらったお寿司のおいしさに感動した。

〇目の前で職人が握った寿司を食べたことがない⇒広い世界を知らない

〇ピザが一番だと思い込んでいた⇒考えや知識がせまい

 

 

これで解釈が正しくできたといえます。

また、自分の「解釈」が本当に正しいのかを確かめるには、わからない友達に自分の言葉で教えてあげて、友達が理解できたら解釈できている、逆にうまく説明できなくて、友達もわからないままだったら、自分も解釈できていないということになります。

 

 

解釈するということは、自分でどんどん理解を深めていけ考えるちからが養われます。

本当にわかりたいなら解釈(物事を自分なりに理解し、説明すること。)をお薦めします。

 

プロ教師:太田祐二

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