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【夏にやっておきたい勉強の仕方 Part.2】国語の解き方
Ⅰ.国語を『解く』時の留意点
みなさんは国語は、「なんとなく」「感覚」の教科だと思っていませんか?
いやそうではありません。国語には明確な正解があって、テストで正誤を判断される以上、国語はきちんと論理や根拠のある教科です。また、問題もそのように作成されています。
それでも、何だか「なんとなく」「感覚」なイメージがある理由は・・・
【理由にはおおまかに以下の3つがあげられると思います】
①解答例が複数あるから
②解く上で、他教科ほど明確なルール(公式など)がないため
③学校で「こう説きなさい」という指導がされていないため
この中で特に問題なのが、③ではないでしょうか。
《学校の授業⇒定期テスト⇒模試⇒入試》という流れを考えた時、国語は学校の教科書関連の授業・テストが、模試・入試に上手く繋がっていないことが多いように思われます。
学校の国語の授業は、論説なり小説なり古文なりを内容の一つ一つじっくりと扱うが、「解き方」の指導はしない。これが、国語と他教科との一番の違いであると思います。解き方の指導はしないのに、入試は解き方を知らないままでは突破が難しいように出来ています。
よって国語の「解き方」は、学校外の指導・自主学習で身につけていく必要があるのです。
国語を「解く」時に注意したいことは、以下のような点です。
◎設問/本文中に出てきた言葉に本当に注目しているか?
・設問と同じ言葉、似た意味の言葉を探す
・設問の命令に従って回答しているか
(理由を答えなさい、どういうことですか、抜き出しなさい、直前の〇字、具体的に、『筆者の』考えを書きなさい…等)
◎読む時に手が止まっていないか?
・キーワード、抜き出した箇所、気になる部分に印をつける
・設問にも印をつける→問題の読み飛ばし、読み間違いの防止の為
Ⅱ.その他気をつけること
◎本番での時間制限!
・大問それぞれでの時間配分をある程度決めておくこと(時計は必ず準備して、きちんと見る)
→時間による焦りは普段の力を発揮できない最大の原因となる
◎普段の国語の勉強は!
・漢字は普段から練習→テスト
→重要な得点源ではあるが、範囲が膨大過ぎるため、テスト直前は他教科の見直しを優先に。
・まずは説明的文章の練習
→Ⅰで触れた「解き方」の基本問題となるため。小説・随筆もこの応用と考えてください。
・教科書外の文章問題をたくさん解く
→数をこなすほど解くコツが自分のものになる、読むこと自体も早くなるので一挙両得。
~KATEKYO学院 長井校 教務部~
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