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【高校生必見‼】「2次試験に向けての勉強法Q&A」(2022.2.7)

【国公立大2次試験に向けての勉強法Q&A】

今回は、国公立大学の2次試験に関するアドバイスです。

受験する大学の出題傾向と併せて、チェックしてみてください。

 


Q:数学や理科の勉強で、過去問はどのようにやればよいですか?

A:まずは、どの分野がよく出るか、実際に解いて確認します。また、自分の今の実力と過去問との関係を把握します。過去問を最後まで取っておく人もいますが、早めにやってしまって構いません。また、傾向の似ている大学の過去問を解いてみるのもいい勉強になります。学校の先生の意見なども参考にするとよいでしょう。

 


Q:数学の勉強はどのようにしていけばよいですか?

A:まずは、よく出る分野を固めていきましょう。一般的に、微分積分、ベクトル、数列、確率の分野がよく出ます(各大学の傾向に従ってください)。また、数学 III が必要な人は数学 III がよく出題されます。どの程度固めていくかは合格に必要なレベルとの関係で変わってきます。それから他の分野を勉強していきます。

2 次試験と共通テストは出願傾向が違うので注意してください(円の問題がよく出て、三角関数や指数対数がそれほど出ない、など)。数学 IA・IIBでは、自分が得意だと思っていた分野に、知らない問題があることもあるので、よく勉強してください。

また、整数(数学 A)、式と証明(数学 II)など、数や式に関係する分野は証明もあって難しいので注意してください。

 


 

Q:数学の記述式で注意すべきことは何ですか。

A:1 つ目は、最後まで答えが導けなくても、答えに至るそれぞれのパーツを書くことが大切です。一般的に大問1つで50点なので、採点の基準が至る所にあります。少しでも答えに近づいていそうなことを積み重ねていく練習をしていきましょう。

2 つ目は、説明はなるべく数式や図を使い、日本語は最小限にすることです。確率の問題など、日本語で説明しにくい問題は、図や表を積極的に使いましょう。

3 つ目は、無駄な計算式を書かないことです。問題の本質と関係ない計算はいくら書いても得点にはなりません(もちろん間違っていれば減点されます)。逆に、これは書いておきたい、アピールしたいという計算は書いておきましょう。

ただし、2 つ目と 3 つ目は、1 つ目に比べれば些細なことなので、そんなに神経質にならなくても大丈夫です。

 


 

Q:物理の勉強はどのようにしていけばよいですか?

A:物理は数学よりも出題が偏らないので、基本的にまんべんなく勉強するのがいいと思います。ただし、2 次試験特有の問題に注意しましょう。1 つは公式を証明する問題です。気体分子の運動、波の式、ドップラー効果、波の干渉、交流などは式が作れるようにしておきましょう。2 つ目は共通テストであまり出題されない分野です。
物理基礎の範囲である浮力、管の共鳴や素粒子、モーメント、万有引力など、どうしても勉強不足になりがちな分野にも時間を割いておきましょう。

 


 

Q:物理の記述式で注意すべきことは何ですか。

A:数学ほど厳しく記述内容を採点されるわけではなく、答えがあっているかどうかが重要です。ただし、なるべく式の出どころがわかるといいと思います。文字を置く場合は説明してください。問題文の物理量に単位がある場合は、答えにも単位を付けるようにしましょう。

 


 

Q:化学の勉強はどのようにしていけばよいですか?

A:計算問題はそれほど出ません。それでも苦手な分野がある場合は復習してください。共通テストと違って用語を書けという問題が出ます。知識に不安な人は用語を覚えるのも含めて復習しておいてください。

また、有機化学は構造式をかけという問題が出ます。有機化学は 2次試験では分野が多めになりがちです。また、見たことのない式・データ・物質を見せてそれをもとに解け、という応用問題が出ることもあります。

 


 

Q:化学の記述式で注意すべきことは何ですか。

A:計算問題は、反応式、必要な式と最小限の日本語が書いてあれば構いません。数学ほどの厳密さは必要ありません。有効数字の扱いには注意してください。大学にもよりますが、数値が全然割り切れないときもあります。○○字で説明せよ、というときは、基本的に用語を問われています。必要な用語が入っていれば正解という採点になると考えられるので、用語から説明を考えてみましょう。字数はあまり関係ありません。

 


Q:生物の勉強はどのようにしていけばよいですか?

A:とにかく知識が大切です。知識がなければ応用は解けません。知識に不安な分野があればよく復習しておきましょう。生物基礎の恒常性(腎臓・ホルモン・免疫など)の分野はよく出るので、忘れている人はまず復習しましょう。

また、生物では記述式が多くなります。記述式には 2パターンあります。用語を記述して説明する知識問題と、実験やデータを記述して説明する考察問題です。自分が出願する大学はどちらのパターンが多いか確認しておきましょう。これで勉強する内容が変わってくると思います。考察問題を記述して説明する問題が頻発するのはかなりハイレベルです。

 


 

Q:生物の記述式で注意すべきことは何ですか?

A:字数制限は、記述の内容の参考になります。たいてい 15 字~20 字で 1 つの内容が書けるので、「30 字なら要素が 2 つ必要かな」など、予想してみるといいと思います。ただし、100 字くらいになったら 30 字で 1 つの内容に変更します。字数制限がなく、解答欄だけある場合は、おおよその字数制限を考えて同じように考えます。

 

プロ教師:安食広大

 

 

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