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故事成語の世界へようこそ(三十一)良薬は口に苦し
第三十一回:「良薬は口に苦し」
皆さん、夏休みは有意義な時間を過ごせましたか?
9月~10月上旬は新人戦や学校行事だけでなく、多くの学校で模試や定期テストが行われる時期で、夏休みで蓄えた力を発揮するチャンスです。
成績アップを目指して今のうちから準備しておきましょう!
さて、今月は、「良薬は口に苦し」という故事成語をご紹介していきます。
こちらの言葉は、出典とされるものが複数あり、孔子の言葉であるという説や韓非子説、史記が出典であるという説など様々のようです。
ただし、共通しているのは、その内容です。
良薬は口に苦し。この言葉には基本的に続きがあります。
良薬は口に苦いが、病によく効く。
忠言(ちゅうげん。忠告の言葉)は耳に痛いが、その身のためになるものである。
このように、「良い薬は苦いけれど病気によく効くこと」と、
「相手の事を思っての忠告の言葉を素直に聞くのは難しいけれど、その言葉は役に立つ」とが並列して語られることが多いようです。
単に「苦い薬=いい薬」と言うことを伝えようとしている訳ではないのですね。
あくまでも良薬は例えであって、後半の方にその中心があるのです。
きっと自分のことを思って言ってくれているのだろうけど、その言葉を素直に聞き入れにくい。
誰しもそんなことがありますよね?
そんな時にはこの言葉を思い出しましょう。
「良薬口に苦し」。
苦い薬が病によく効くように、耳に痛いその言葉はきっと自分のためになるものです。
本日の故事成語:良薬は口に苦し…良い薬が苦くて飲みにくくとも病気によく効くように、忠言は耳に痛くともその身のためになること。
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