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映画で学ぶ中学生の英文法:Episode 10
Episode 10:『There is only so much fortune a man really needs and the rest is just for showing off.』
金曜恒例、”映画で学ぶ中学生の英文法”!
記念すべき第10回の今回も『フォレスト・ガンプ』から名言を取り上げたいと思います。
Episode 9:『You have got to put the past behind you before you can move on.』はこちら!
《There is only so much fortune a man really needs and the rest is just for showing off.》
〈和訳:本当に必要なお金なんて少しで良い。残りは見栄を張るためだけだ。〉
■文法解説
文法的には、『there is ~=~がある』を使った文で、中学2年で学びます。
『fortune (which) a man really needs=人が本当に必要とする財産』の部分は、「関係代名詞(目的格)の省略」になっており、中学3年の後半に学びますが、難しめな文法かもしれません。
そのほか『show off=見せびらかす』という連語があります。
このフレーズを直訳すると、
〈人が本当に必要とする限られた財産がある、そして、その残りはただ見せびらかすためだけだ。〉
となります。
このフレーズは、作品中ではフォレストが「ママが言ってた」と言っており、これも前回、前々回同様、お母さんからの言葉です。
劇中でフォレストは、投資に成功して大金持ちになります。
しかし、フォレストはお金に全く興味がなく、教会に寄付をしたり、病院をつくったりします。
お母さんの言葉を心に留めた純粋無垢なフォレストだからこその行動のようにも感じますが、なかなか真似出来ることではありません。
このフレーズは「お金よりも大切なものがある」ということをフォレストが私たちに教えてくれているのではないでしょうか。
次回は他の映画から名言を取り上げたいと思います。
お楽しみに!
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