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睡眠時間の重要性

高校生の受験生の皆さんはいよいよ共通テストが目前に迫り、中学生の受験生の皆さんも本格的に気が引き締まってくる時期かと思います。

そんな中、どのようにして他の受験生より1分でも多く勉強時間を作るかというのは、やはり受験生の皆さんの悩みの種かもしれません。

しかし、気をつけてもらいたいのが、必要以上に夜遅くまで起きて勉強することは控えましょう、ということです。

 

■睡眠の働き

人間は寝ている間に記憶を「整理」し、更に「固定」しています。逆に言えば睡眠時間を取らなければせっかく得た知識が整理されず固定されないままになってしまうということです。

この文章を読んでいる皆さんの中に、テストを一夜漬けでどうにかした経験を持つ生徒さんはいるでしょうか(いないことを願いたいですが…)。一夜漬けは定期テストを多少誤魔化せることはあっても長期的な実力には少しも役に立たないのですが、それは「反復しないと定着しない」ということに加え、睡眠によりちゃんと整理・固定されなかった記憶だからです。

 

 

■睡眠の理想と下限

一般的に、人間が集中力を維持するために必要な睡眠時間は7時間程度と言われています。

人間の睡眠は1時間30分周期で体を休める働きがあるため、その倍数である7時間30分が最も理想的な睡眠時間であるという研究結果もあります。

ただしこれは高校生~社会人の話ですので、中学生ならもう少し長くても全く問題ありません。

中学生の皆さんは絶対に7時間以上は睡眠を取るべきですが、高校三年生の皆さんは人によってはどうしても7時間の睡眠を取るのは無理だという人もいるかもしれません。

睡眠時間の下限は、6時間と言われています。

あくまで最低限中の最低限ですので、7時間程度寝た方がいいのは念押ししておきます。

就寝を1時間遅らせれば確かに1時間の勉強時間は捻出できるかもしれませんが、その1時間のために次の日の何時間もの授業や学習の効率が妨げられるのであれば、あまり意味がないどころか逆効果にもなりうるでしょう。そう考えると、あまり額面上の勉強時間だけにとらわれてしまうのも考えものです。

 

■個人差

一般論は上記のようなものになりますが、睡眠時間には個人差というものがあります。世の中には「ショートスリーパー」と呼ばれる、4~5時間などの睡眠時間でもパフォーマンスを発揮できてしまう人もいます(健康に問題が無いのかは疑問ですが)。そして、そういう人が短時間の睡眠時間で成果を出しているのを見ると、「自分も睡眠時間を削ろう!」と思ってしまう場合があります。ショートスリーパーというのはほんの極一部が生まれ持った特異体質なので、その体質を持たない人が真似をしても逆効果でしかありません。

また逆に、「ロングスリーパー」と呼ばれる人もいます。7時間睡眠が一般的だからといって、どうしても8時間以上寝ないと駄目な人が怠け者かというとそんなことはありません。

自分の体質や集中力と相談しつつ、集中力を損なわない範囲で睡眠を取りつつ頑張っていきましょう!

 

 

 

 

 

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