TOPICS from KATEKYO

  • TOP
  • TOPICS
  • 故事成語の世界(十八)『天知る地知る我知る人知る』[中学生-国語]

故事成語の世界(十八)『天知る地知る我知る人知る』[中学生-国語]

第十八回:「天知る地知る我知る人知る」

 

火曜日恒例、故事成語の世界へようこそ!

今週も中学生に覚えてほしい故事成語をご紹介します(^-^)

 

第十七回:「百聞は一見にしかず」はこちら

故事成語の世界~総集編(壱)はこちら

 

■今回の故事成語は、「天知る地知る我知る人知る」です。


後漢に楊震(ようしん)という政治家がいました。
楊震はとても思慮深く、潔癖な人だったようです。
ある時、楊震のおかげで昇進した王密という人が、夜に楊震のもとを訪ねます。
王密は楊震にお礼を述べ、金十斤を贈ろうとしました(つまり、賄賂のようなものですね)。

 

そこで楊震はこう言います。
「あなたは私のことをよく知っているはずですね。それなのにこれはどういうことですか」と。
王密が「夜ですし、このことは誰も知りません」と応え、なおも贈り物を差し出そうとした時に、楊震が言ったのがこの言葉です。

『天知る地知る我知る人知る』と言います。

天は知っているし、地も知っている。私も知っているし、人(あなた)も知っている。どうして誰も知らないと言えるだろうか、いや言えはしない」と。

 

王密は自分のしようとしたことを恥じ、そのまま退出したということです。


 

悪いことをしても、いつかはばれる。
逆に善い行いも、いつかは世間が気付いてくれるという意味にもなりますね。
お互い日々の行いには気を付けましょう。
天知る地知る…ですからね!

 

 

本日の故事成語:天知る地知る我知る人知る

…隠し事は必ずいつかはばれるものだということ。

 

 

 

[米沢駅西口から徒歩1分]

米沢市の”1対1″個別指導学習塾

KATEKYO学院 米沢駅前校:細谷 先生

 

米沢駅前校の過去のトピックスはこちら

「TOPICS from KATEKYO山形」一覧へ

最新のTOPICS

ページのトップへ