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頭の良さって何?①抽象化(上)[中学生-学習法]

頭の良さって何?①抽象化(上)

 

突然ですが、皆さんは「頭の良さ」って何だと思いますか?

 

「記憶力」「理解力」「知的好奇心」「文章力」・・・その他様々な要因があって「これこそが頭の良さだ!」と一言で言うのは難しいですよね。

 

その中で一つ、恐らくあまり意識していない人が多く、しかし非常に重要な能力をひとつ紹介します。

 

それは、「抽象化(一般化)」の能力です。

 


■抽象化とは何か


抽象化とは”いくつかの物に共通な点を抜き出して、それを一般化して考える”ことをいいます。

 

抽象化とは何かを、まずは簡単な例で考えてみましょう。

 

[例1]

① サバ②サケ③マグロ

この3つに共通することって何でしょうか。「食べ物であること」も間違っていませんがそれはちょっと広すぎですよね。

「魚であること」です。

 

[例2]

① サバ②アサリ③タコ

ではこの3つで考えてみましょう。今度は「魚であること」はちょっと狭すぎですよね。

「魚介類であること」です。

 

[例3]

① サバ②机③塩

今度ばかりは何も共通点がないように見えますね。

しかし、「ものの名前(名詞)」であることは共通していると言えます。

 

 

このように抽象化という考えを用いて学んでいくことが勉強では大事なのです。

 

 

なぜ大事なのか、今まで挙げた例で考えてみましょう。

 


■抽象化はなぜ大事?


例えば、サバのおおよその生態について考えてみてください。

 

・変温動物である

・足が無い

・水中に卵(殻のない)を産む

・エラで呼吸する

・ヒレを使って泳ぐ

 

サバにはこのような生態があります。では、マグロやサケはどうでしょうか?

 

 

同じ魚類の仲間であるマグロやサケも上記のようなおおよその生態は同じはずだ、ということが言えますよね。(実際上記は魚類全般に当てはまる特徴です)

 

 

このように、「抽象」と「具体」を行き来することによって、より学びを深めることができるのです。

 

これはやや身近な例ですが、例えば英語の品詞だとかSVOC(中学生には馴染みが無い言葉かもしれません)といった概念もこういった考え方をするために存在しており、だから大事なのです。

 

 

 

次週、英語の抽象化について詳しく取り上げていきたいと思います。

 

 

 

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