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【中学校】高畠中学校

山形県高畠町内に全4中学校が統合してできた高畠中学校は、開校してから今年で7年目を迎えた。

 

生徒の人数規模は県内4番目で、敷地面積は置賜地域で最大級を誇る。少子化の影響によって地方の学校は統廃合が進む中にあって、「1町1中学校」として部活動や授業など、さまざまな面で良い影響が生まれているらしい。

 

◆メリット

①恵まれた環境で部活に打ち込むことができる。

統合前)陸上部がない学校もあった。

現在)県中学総体の男子400メートルリレーは昨年と今年に優勝し、2年連続で全国大会の出場権を勝ち取っている。

 

②教員の人員不足が解消された。

統合前)家庭科や美術といった専門教科の免許を持つ教員がいないため、他の教科の教員が授業を受け持つことがあった。

現在)同じ教科の教員が複数いるため、一層質の高い授業を提供できるようになった。

 

「統合によって生徒の可能性が広がった。生徒数が増えたことでお互いに切磋琢磨できる環境になり、能力や個性を伸ばすことにつながると思う。」と遠藤教育長は話す。マンモス校で色々な問題はあるものの、子供たちの可能性が広がり、多様性を学ぶ場所としては適しているでしょう。

 

県内では寒河江市で統廃合の話が現在持ち上がっています。今後の少子化を避けることはできないため、統廃合がより加速していくと思われます。小さい学校だったからこそ、一人ひとりに目が行き届いたという話をよく聞きます。規模が大きくなったとしても、それぞれの個性や可能性が埋もれることがないような環境を心から望んでいます。

 

生徒の皆さんは、どういった学校が理想ですか? また、学校の規模が大きくなったときの心配事はありますか?

 

責任者 稲毛祐二

参考資料)山形新聞 2022年8月15日

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