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故事成語の世界へようこそ  (三十九) 羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)

本日ご紹介する故事成語は、「羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)」です。

 

 

 

まずそもそも「羹(あつもの)」の漢字がとても難しいですね!

和菓子の羊羹(ようかん)に含まれている字だな、くらいは分かる方もいるかもしれません。

「羹」とは、「肉や野菜を入れた熱い吸い物」のこと。

羊羹は、元々は「羊の肉を煮込んだ熱い汁物」だったんです。

羊羹の字を見た時に、お菓子に羊とは不思議だなと思っていたのですが、意外なルーツが見えてきましたね。

中国から日本に伝わった時には羊のスープ状の料理だったのですが、肉食を禁じられている仏教僧たちが小豆などの植物由来のもので代用して羹をつくったのが羊羹の始まりだそうです。

 

 

 

そして「膾(なます)」もなかなか見ない漢字ですね。

「膾」とは、生の素材を切って調味して食べる料理のこと。

おせち料理の紅白なますは知っているという方も多いと思います。

 

 

 

つまり、羹は熱々の料理、膾は冷たい料理ということですね。

そこから、「羹に懲りて膾を吹く」とは、

「熱い料理で火傷をして失敗した人が、二度と料理で火傷をするまいと思い、

冷たい料理でも息を吹きかけて冷まそうとする様子」

を表していると読み取れます。

 

 

 

たった一度の失敗で冷たい料理まで警戒するようになるとは、よほど慎重な人なのでしょうか。

この故事成語は一度の失敗に対して必要以上に注意深く振る舞う様子を表しており、

少し否定的な意味で用いられることが多いようです。

 

慎重さは大事ですが、一度失敗したからといって必要以上に臆病にはならずにいたいものですね。

 

 

 

本日の故事成語羹に懲りて膾を吹く…一度の失敗で懲りて、必要以上に慎重になり、無意味な心配までするようになることのたとえ。

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